上手にできたら子供を褒めて前向きなやる気を引き出しましょう
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- 家族のコミュニケーション |
「出来た!」で育つ子どもたち
「ママ、ひとりでバルーンアートが出来たよ!」
お子さんがそう言って駆け寄ってきたら、「よく出来たね」、「すごいね」、「上手だね」まず褒めてあげて下さいね。
小さな子どもでも承認欲求はあります。
褒める事はその子どもの人格を認める事になります。
大人でも他人から認められたいものです。
それは子どもも同じなのです。
「スゴイ~」と認められたい子どもたち
スマホやゲームで一人遊びの時間が長くなりつつある現代。
子どもの承認欲求が満たされる機会が少なくなっていますね。
ゲームで勝ってもアイテムが増えるだけ。
誰もその子を認めてくれません。
「あの子はゲームが上手なんだよ」
子どもたちの間で話題になるかも知れませんね。
周囲の大人はゲームの上手な子どもをどう評価するでしょうか?
「ゲームばかりしている」
そんな冷めた目で大人は見るでしょう。
それでは子どもを認めた事にはならないのです。
「上手だね」と褒める事で始まる良い循環
では、褒めるだけで子どもの心は成長するのでしょうか?
実は褒めるだけでは知育には不十分ですね。
褒めるだけでは「褒められるためにがんばる」子どもに育ってしまいます。
目標が「人から認められる事」で止まってしまい、「自ら行動する」、「何をすべきか」といった自立した意識が育ちません。
子どもが成長する過程で、「これをしたら認めてもらえる」「これをしたらいけない」という事を覚えるのは大切な事です。
しかし、「認めてもらいたくて」という理由=欲求だけで行動をしていては、良い循環には繋がりませんね。
子どもから「これが出来たよ」とバルーンアートの雪だるまが完成したら、「上手だね」とまず子どもの努力を認める。
次に「じゃあ、今度は目を書いて、これはどうかな?」
と次の挑戦を促し、子どものやる気を新たな目標に向けさせる。
子どもが目標に挑戦する姿を応援するのが親の役目ですね。
子どものやる気を新しい目標に向かわせて初めて良い循環が生まれます。
子どものやる気がなくなるNGワード
挑戦には成功も失敗もあります。
そして子どもが失敗しても、決して責める事はNGですね。
他の子ども(兄弟姉妹・友だち)とも比べてはいけません。
「出来ない自分」を子どもの中に作らない事です。
大人は成功して成果を問われますが、成長過程にある子どもに成果を課す事はNGなのです。
例えばバルーンが割れても失敗ではなく、バルーンアートを経験することで子どもは成長します。
失敗を責めるより、努力を続ける姿を応援してあげて下さい。